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国際女性デーを3月8日に祝う理由

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たとえばソーシャルメディアの投稿のハッシュタグで見たり、誰かのスピーチで言及されているのを聞いたりと、国際女性デーについてなんとなく知っている人は多いでしょう。しかしその日が特別何を意味していて、なぜ毎年3月8日に決まっているのかを理解している人は少ないかもしれません。ひとことで言えば、国際女性デーはまさにその呼び名の通り、世界中すべての女性たちに捧げられる日です。

でも、その定義では少し説明不足です。国際女性デーとは、女性の社会的、経済的、文化的、そして政治的局面においての達成を実現するための後押しをする、活動的な記念日なのです。また、それは女性があらゆる領域で直面する問題への認識を高め、その結果としてジェンダーの均衡を主張するという目的に根ざしています。
世界初の国際女性デーが開催されたのは2月だったことを考えると、なぜ現在3月8日に制定されているのか疑問に思う方もいるかもしれません。でもその前に、まずはそのささやかな始まりの日に目を向けてみましょう。

1908年2月28日、およそ1万5000人の女性たち(その多くは縫製労働者)がニューヨークの通りを占拠し、自分たちに当然与えられるべき権利と尊重を主張しました。彼女たちは労働時間の短縮と賃金の平等、さらには投票権を求めて結集したのです。「確かに、女性の務めは家庭と母親業に集中している……(しかし)その家庭とは、国全体のことを指すべきなのです。たった3、4つの部屋や、ひとつの街、ひとつの州に限定されるべきではありません」当時の参加者であり、『黄色い壁紙』の著者シャーロット・パーキンス・ギルマンは群衆に向かってこう語りました。その通り! その通り!

その翌年も、(その時点ではアメリカ社会党の支援が入りました)女性たちは同じ日にデモ行進をしました。そして1910年、活動の勢いはついに世界まで広がったのです。その年、コペンハーゲンで開催された第2回国際社会主義女性会議にて、参加者の一人である活動家クララ・ツェトキンは、世界中の女性たちが毎年自分たちの連帯を讃える(または行動で示す)ことができる重要な日を制定することを提唱しました。
こうして国際女性デーは、17カ国から参加していた100名を超える女性たちの満場一致という、素晴らしい状況のなかでスタートを切ることになったのです。これを聞いて、ぞくぞくしてきませんか? まだ何も感じられなくても、きっともうすぐです……翌年の1911年には、ヨーロッパで100万人以上もの女性と男性が国際女性デーに行進し、集会やデモに参加しました。

1917年3月8日、戦時下にあったロシアの女性たちは、女性デーの集会と連動する形で「パンと平和」を求めて立ち上がりました。その4日後、皇帝は退位し、女性たちは選挙権を与えられることになったのです。このデモの参加者たちはロシア革命への契機を作り出した功績を認められています。

そうしたことを踏まえ、革命への動きを与えたペトログラードの女性たちに敬意を示すために、1975年に国際連合は3月8日を国際女性デーとして制定しました。

今日、国際女性デーは世界100カ国を超える国々で認知されています。開始以来、女性たちに対する認知度は確かに上昇していますが、まだまだなされるべき仕事は残っています。#MeTooやTime’s Up、そしてウィメンズ・マーチなどの近年のムーブメントは、国際女性デーの必要性を浮き彫りにしていると言えます。
また、国際女性デーにはテーマが設けられており、近年では特に推進されるべき状況を直接的に訴える効果を持っています。2016年のテーマは「均衡への誓い」、2017年は「変革のためには大胆であれ」でした。そして2018年は、「向上を強く求める」というこれまでにないほど状況にぴったりのテーマでした。

自分でもこうした公共の利益に貢献したいと思ったら、ジェンダーに焦点を当てた新しい取り組みに参加したり、ジェンダーの均衡を声高に訴えてみたり、#PressforProgress のハッシュタグをつけた写真−−活動する女性たちよ、連帯しよう!−−を、国際女性デーの最前線で闘う人々に送ったりすることもできます。

国際女性デーのウェブサイトによれば、2018年のテーマは、世界経済フォーラムが発表した「ジェンダー・ギャップ指数2017」がきっかけになったそうです。がっかりするような情報ですよね? ジェンダーの均衡が達成されるまでに、200年はかかりそうな気がします。でも、達成を求める動きは毎日のように大きくなっています(上記に挙げたような#MetToo、Time’s Upといったムーブメントのおかげでもあります)。ですから、こうした考えを実際に行動に移すことで、現在を最上の時代にしていきましょう。
この記事は、SheKnowsのJulie Spranklesが執筆し、NewsCredパブリッシャーネットワークを通じてライセンスされたものです。ライセンスに関するお問い合わせは、legal@newscred.comにお願いいたします。
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