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連載 CREATOR'S EYE
第3回「自分の体の一部になっている道具」

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“軽さ”という魅力に辿り着いた

「山と道」のバックパック

弁護士・水野祐

学生の頃から、バックパックというかリュック派です。以前に勤めていた法律事務所では一年中スーツを着ていましたが、その時も3Wayをリュックにして使ってました。裁判所に行く時もリュックです。意外に思われるかもしれませんが、弁護士はデザイナーやエンジニアと同じように移動しながら多拠点でできる仕事ですし、実際に自分もそうしているので、リュックは合理的な選択だと思っています。
長年リュックを使ってきて、行き着いたのがファッションブランド「visvim」と、米軍でも使われているアウトドアブランド「MYSTERY RANCH」のリュックでした。いずれも「これ以上のものはもうないかな」と思える素晴らしいプロダクトだったんですが、2年くらい前に「visvim」のリュックが壊れてしまって修理に出したんです。そんな時、「山と道」のリュックを持っていたことを思い出したんです。
ご縁があって、以前、鎌倉のアトリエにお伺いした時に「MINI」というモデルを購入していました。とはいえ、購入した時はそんなにピンときていなくて。なんかPCとか入れて運ぶには、ちょっと頼りない印象だったんですよね。ところが、実際に使ってみると、バッグ自体が軽いことがこんなに快適なんだ、ということに初めて気づいたんです。考えてみれば当たり前なんですが、バッグ自体の重さって結構大きいんですよね。頼りなく思えたナイロン素材や肩周りも、実際に背負ってみるとですが、強固できちんと作られている。結局、前のバックパックが修理から戻ってきても、「MINI」を使い続けています。
「MINI」は1、2泊くらいの旅行にも使えます。また、女性が綺麗目な格好に合わせてタウンユースとしても使うのもおしゃれだと思います。「山と道」代表の夏目さんは、自分が本当に欲しいと思うモノを自らハイキングしながら使って商品化している。生産数も絞っていて、そういった個人のこだわりから生まれるプロダクトやブランドのあり方に共感するんだと思います。
山と道「MINI」
340g / 25L-30L
各色 25,500円+税 ※4月頃入荷予定
https://www.yamatomichi.com/
水野祐(みずの・たすく)
弁護士(シティライツ法律事務所)。Arts and Law理事。Creative Commons Japan理事。IT・クリエイティブ・まちづくり分野に特化したリーガルサービスを提供している。著作に『法のデザイン −創造性とイノベーションは法によって加速する』(フィルムアート社)など。スーツだけでなく革靴もあまり履きません。コンバースのスニーカーを愛用しています。
Twitter:@TasukuMizuno
Photographs by OSHIMA Toru、TAKAHASHI Munemasa(MIZUNO Portrait)
Text by HATTORI Madoka
Edit by HATTORI Madoka、OBAYASHI Shiho
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