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連載 美しくなるためのフードダイアリー
〜2019年3月編〜

美容の仕事に携わる女性のリアルな食生活から、美しさの秘訣を学びたい。ビューティライターのAYANAさんによる、体によい食べ合わせのコツや美味しいレシピ、噂のレストランなどを紹介する連載。今回は、春に向けた体づくりを意識した食べ物やレストランを紹介します。
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3月×日
最近ハマっているのが、友人におすすめされた『野菜だし』という本。野菜を茹でたときの茹で汁や、すりおろした水分をそのまま出汁として料理に活用するというもので、これがすこぶるおもしろい。今まで野菜を茹でたお湯はそのまま捨てていたけれど、こんなところにお宝が!? という気持ちである。
『野菜だし』
イチカワヨウスケ・著(主婦と生活社刊)
https://www.amazon.co.jp/dp/4391150085
3月×日
さっそく大根を昆布と一緒に茹でた汁を使ってラーメンを作る。具はねぎとひき肉、ごまの3種をこれでもかというくらいにたっぷり。私は普段めったにラーメン屋に行かない人間です。というのはどうもラーメンってすぐお腹が空いてしまいそうで、いつ食べたらいいのかわからないからなのですが、このラーメンは消化もよさそうで夕食向き。
3月×日
何はなくとも買っておくのがアボカド。ビタミンや不飽和脂肪酸、食物繊維など、含まれる栄養価の高さも魅力だけど、単純においしいんですよね。オリーブオイルと塩をかけるだけ、が最も好きな食べ方。以前は興味を示さなかった息子も、納豆、しらす、醤油、レモン汁を混ぜて食べる美味しさにすっかりハマって今では大好きに。最近はカッテージチーズと相性がいいこともわかってしまった。
3月×日
久しぶりに何もない休日。息子と公園で遊んだあと買い物して、先に息子をお風呂に入れてからビール片手に料理を作る。息子はツナとねぎの即席パスタ、私はトレビスのサラダをメインに。春はたるんだ体に喝を入れてくれるようで苦味の野菜が食べたくなる。トレビス、グリーンオリーブ、カッテージチーズをアンチョビとオリーブオイル、白ワインビネガーで和えただけの簡単なサラダ、すこぶる美味しかった。同じ食卓で違うメニューを食べたって別にいいよね。
3月×日
先月から「グランチャージ」の酵素を飲みはじめている。いつ飲んでもOKなのだけど、私は就寝前に飲むのが好き。朝起きたときの身体の軽さや、意識のクリアさが実感できるから。味噌や醤油などに使われる米麹からとれたエキスを配合していて、飲み口もやわらかい。夜は息子を寝かしつけてそのまま自分も寝てしまうので、早朝に起きて原稿を書きたいのだけど、冬ごろから朝起きるのが辛くなっていたのでとてもありがたい。
グランチャージ キレイの酵素
500ml  10,000円(税別)
※開栓後はキャップをしっかりと締め、必ず冷蔵庫に保管してください。
https://www.pola.co.jp/brand/beautyfood/
3月×日
原稿を書いていて煮詰まったとき、無性にスナック菓子のようなバリバリ食べるものが欲しくなる。これは、アーユルヴェーダで言うところのヴァータ(想像力を司る風の質)が疲れている証拠。スナックはヴァータをさらに乱してしまうので、何か代替のものはないかなと考えていたらいいもの発見。身の厚い乾燥昆布を小さめに切って口の中で噛みまくる。ミネラルも摂れて一石二鳥。
3月×日
なんかちょっとパワーがほしい。そう思うとき私は外苑前にあるレストラン「ワールド・ブレックファスト・オールデイ」で台湾の朝ごはんを食べる。鹹豆漿(豆乳のスープ)、蛋餅(クレープと卵焼きがドッキング)、飯団(揚げパンなどたくさんの具が入ったもち米おにぎり)の組み合わせ。甘辛酸塩、あらゆる味が白くてふんわりとしたものに包まれている。気持ちが明るくなって、元気がみなぎる。
ワールド・ブレックファスト・オールデイ
https://www.world-breakfast-allday.com
3月×日
野菜が足りない、もう身体に良さそうなものしか食べたくない、そんな身体の悲鳴が聞こえることもたまにあって、そんなときは迷わず表参道のクレヨンハウスオーガニックレストラン「広場」へ行く。色々な種類のおかずが食べられるだけでなく、自分にとっての適量をよそうことができるから、ビュッフェってエコな仕組みだなとつくづく思う。
クレヨンハウスオーガニックレストラン「広場」
http://www.crayonhouse.co.jp/shop/pages/restaurant.aspx
3月×日
昨夏からよく作っている、ピーマンを塩で炒めるだけというレシピ。平松洋子さんが雑誌に寄稿されていたものなんだけど、もりもりとチカラが湧いてくる。たんぱく質系の元気ではなくて、毒素がデトックスされる感じの澄んだチカラというか。ピーマンといえば「ヘタを上から押せばタネごとはずれて調理が楽」というハックを最近知り、これまでの種との格闘はなんだったのかと愕然としたけど、世の中まだまだ知らないことだらけだなぁ。
3月×日
包丁の切れ味は、人生の充実度を決めるもののひとつではないだろうか。はじめて自分で包丁を買ったとき、いままで使っていた包丁はなんだったのか……と愕然とした。それは、デザインで選んだつもりのグローバルのペティーナイフ 13cm。繋がって切れやすいトマトの薄皮やわかめ、切り口の美しさが問われるまぐろのサクなどと対峙するときのプレッシャーはどこへ。もはや人生の相棒レベルに愛している。
AYANA
ビューティライター。化粧品メーカーでの企画開発職を経験後、独立。美のために生み出されたモノや美に携わる人々について、言語化するのが主な仕事。女性たちが自分自身や世界を美しく捉えなおす、そのきっかけづくりをお手伝いしています。
Instagram:tw0lipswithfang
Photographs by MARUO Kazuho(portrait)、AYANA(food)
Text by AYANA
Edit by HATTORI Madoka, OBAYASHI Shiho
Cooperation by Cafe CRESCENT
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