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「ひとりで過ごす」をやめてみる 人間関係を豊かにする8つのテクニック

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より良く生きることを説くトレンドの多くは、自分自身の精神に立ち返り、日常の作業に集中するなど、個人で行うことを勧めるものが多いようです。しかし人間は社会的な生き物です。これからの日々を今まで以上に楽しいものにしたい人は、ひとりで過ごすことをやめてみてはいかがでしょうか。臨床心理士のジェサミー・ヒバード博士は次のように話しています。「社会で生きていく上で、人間関係は非常に重要になってきます。誰かと関係を持つことで人は生きているという実感を得ることができますし、励まし合うことができます。自分だけの世界から抜け出し、現実に触れる大きな助けになるのです」。そこで、社会的な暮らしを取り戻すための8つのシンプルな方法をご紹介します。きっと素敵な結果が得られるはずですよ。

 

 

1. 時間ではなく、質を重視する

交友関係を取り戻すといっても、午後の間ずっと誰かと一緒に過ごさなくてはいけないわけではありません。「働く母親と専業主婦の母親を対象にした最新の調査では、子どもと過ごす時間については長さではなく、その質が重要になることがわかっています」。そう話すのは臨床心理士のリンダ・ブレアです。それでは、友人や家族と一緒に時間を過ごす場合、「質を上げる」ためにはどうしたら良いのでしょうか? 「答えはシンプルです。まずスマートフォンなどのデバイスの電源を切ること。そして相手に質問を投げかけ、会話にしっかり耳を傾けることです」。

 

 

2. 新しいことを学ぶ

暖かい季節は何かと忙しく過ごす人も多いかと思いますが、冬になれば新しいことに費やす時間を見つけられるのではないでしょうか。人は寒い時期にはこもりがちになり、誰かと過ごす場所はソファの上だけ、なんて人もいるかもしれません。そんな時こそ、交友関係を深めるチャンスです。ボルダリングに通ったり、スウィングダンスやボクシングを習ったり、洋裁や語学を学ぶのも良いかもしれません。交友範囲を広げ、新しい知識や経験を得ることで、生きる意欲を与えてくれる脳内ホルモンであるドーパミンも増加するかもしれません。

 

 

3. キャンセルするのをやめる

携帯電話の普及により、予定を直前になってキャンセルすることがとても簡単な世の中になりました。しかし人との付き合いにおいて、しょっちゅうドタキャンするような状況は健全とは言えませんし、楽しみも逃げてしまいます。人間関係を損ねる原因にもなりかねません。「誰にでもあることです。予定を立てておきながら、間際になるとストレスに感じたり、どっと疲れてしまったりして、付き合いが悪くなってしまうのです」とヒバード博士は指摘しています。キャンセルすべきかどうかを自問自答して、行き詰まりを感じる人も多いでしょう。「ところが、予定を実行した方が本当は気分が良くなるはずなのに、自分の心が勝手に実行しない方へと仕向けてしまうこともあるのです。ですから、自分が避けたいと感じていることを、あえてやってみてほしいのです」。

 

また、落ち込んでいるからといって、感情に任せて自分を周りから隔絶しないように心がけることも大切です。「うまくいかないことがあると、世間に心を閉ざして、なんとかやり過ごせるまで待とうとする人も多いかもしれません。しかし研究の結果では、困難な状況に陥っている時でも、実行したら楽しいと思えることをいつも以上にすることで、結果として気分が良くなるということがわかっています。本当に気持ちを引き上げたい時には、このように振る舞うことが必要なのです」。

 

 

4. 昔の友人関係を大事にしつつ、新しい友情を育む

起業家で自己啓発の分野ではよく名の知られた作家であった故ジム・ローンは、「自分が最も長い時間を過ごした5人の平均があなたを作る」という言葉を残しています。これは成功するための法則として、その他の自己啓発本の作者たちにより繰り返し引用されています。つまり、交友関係をアップグレードして初めて、キャリアや自分の夢を次のレベルまで押し上げることができるということなのです。とはいえ、自分の野心のために過去の友情を捨て去れ、というわけではありません。昔の友人たちとの関係を大切にしつつも、自分の安全地帯から足を踏み出し、積極的に新しい交友関係を探し求めてみてください。人間関係の専門家でライフコーチングを行うドナ・ランカスターは、次のようなアドバイスをしています。「自分を助け、喜びを与えてくれるような人間関係を維持しつつ、同時にチャレンジングな気持ちにさせてくれる環境にいることが大切なのです」。

 

 

5. ソーシャルメディアを管理する

マインドフルネスの専門家で「LifeTonic: A Modern Toolkit to Help You Heal Your Life and Soothe Your Soul」の著者ジョディ・シールドは、ソーシャルメディアは私たちの生活をもっとマインドフルなものにしてくれるツールであり、人と人とを結びつけ、豊かにしてくれるものだと考えています。「Facebookは自分でしっかりコントロールすることが大切です。投稿の閲覧制限リストを管理したり、秘密のサークルを利用したりするのでも構いません。友人たちと安全に楽しめる空間を確保しておきましょう」とシールドはアドバイスしています。「昔の上司や、旅先で気軽に友人登録した人たちの反応を気にしている状況では、自分の本当の気持ちをシェアすることはできませんから」。

 

 

6. スクリーンタイムを制限する

1日は24時間しかありません。ですから、貴重な時間はできるだけスマートフォン以外に使いたいものです。「ソーシャルメディアがプライベートでも仕事上でも欠かせないツールになっている人は、朝、昼、夜にそれぞれ10分から15分しか開かない、というような制限を設けてみましょう。そしてランチタイムには、必ずパソコンをオフにしましょう。理想的には、友人との再会を楽しんだり、同僚と向き合って過ごす時間に使いたいものです」。

 

 

7. 酒場以外の場所を選んでみる

心身の健康のためのセルフケアの時間を、社交の時間に変えてみましょう。とはいえ、誰かと競うタイプのエクササイズはおすすめできません。イギリスではスカンジナヴィアの国々にならい、友人たちとバーに行く代わりにサウナや次世代スパに行くことがトレンドになっています。ロンドンにあるスパ施設Banya No 1では伝統的なロシアスタイルのスパ体験ができますし、スタイリッシュなサウナGlow Barには2人用の赤外線サウナがあり、その上のフロアではおしゃれなジュースバーを楽しむこともできます。 

社交的な時間を過ごす=飲んだり食べたりするという考えを、ぜひ、やめてみてください。心身の健康のためにできることを友人たちと一緒に計画することで、より良い人間関係を築くことが期待できます。

 

 

8. 対面ではなく、隣に寄り添う

いくらコーヒーを飲みながらでも、友人や家族に対して将来の計画や交際状況を面と向かって聞き出すことは、衝突する原因にもなりかねません。「覚えておいてほしいのですが、いくら自分が愛情を抱いている相手とはいえ、たたみかけるように質問しては、相手も嫌な気持ちになってしまいます。特にティーン相手ならなおさらです」とブレアは指摘しています。「代わりに夕食を一緒に作るとか、ドライブや散歩に誘うなどしてみましょう。誰かと対決するような姿勢を見せる必要などないのです」。テーブルをはさんで対面で質問するのではなく、隣に寄り添うように一緒に何かをするという社交テクニックを、ぜひ覚えておいてください。

 

 

この記事は、The GuardianAnna Hartが執筆し、NewsCredパブリッシャーネットワークを通じてライセンスされたものです。ライセンスに関するお問い合わせは、legal@newscred.comにお願いいたします。
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