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笑ってしまうほど小さなことから 「マイクロレベル」の習慣で日々に変化を

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あなたもひょっとして、私みたいに夢のなかでもTo Do リストを作ってしまうタイプではありませんか? シャワー中にも、掃除中にも、買い物中にも(それも買い物リストを片手に持ちながら!)、そして毎晩のスキンケアタイムにも、知らず知らずのうちに、頭のなかでリストを作ってはいないでしょうか? それにもかかわらず、完了できるタスクはいつもたった数個だけ。その結果、まるで底なしの沼に足を取られた気分になる……。 To Do リストは本来、仕事の効率を上げてくれる「ライフハック」のはずですが、これでは逆効果です。

 

こうした状況下では、最新式のスケジュール帳もあまり役には立たなそうです。デジタルデトックスも、「inboxゼロ方式(メールの種類を分類し、最終的に受信箱をゼロにする整理術)」も同様です。そこでご紹介したいのは、ほとんどゼロに近いことしかしないという「マイクロステップス」の考え方です。事実、多くの専門家たちも、実際に何かをやり遂げようとするためにはごくごくわずかな、まさに最低限のことだけをすることがポイントだと話しています。

 

「マイクロステップス」の名付けの親は、ハフィントン・ポストの創始者で、現在は睡眠の伝道師として知られているアリアナ・ハフィントンです。マイクロステップスとはつまり、「ささやかすぎてやり損なうことのない、大きなアイディア」のこと。生活に意味のある変化をもたらすためには、笑ってしまうほどささやかな努力をしていくことが大切なのだと、ハフィントンは記事のなかで書いています。ささやかだからこそ、確実にやり遂げられ、身につけることができるのだそうです。ハフィントンはまた、スタンフォード大学で行動科学を研究するB.J. フォッグ博士の次の言葉も引用しています。「新しい習慣を作り出すためには、まずは行動をシンプルにする必要があります。バカバカしく思えるほど、小さなことから始めるのです。習慣がささやかなものであるほど、簡単に実行に移せますし、時間もかかりません」。こうした「マイクロプログレス」は、ニューヨークタイムズ紙にも支持されています。

 

コラムニストのティム・ヘレラは、「やらなくてはいけないタスクがある時、まずはそれを可能な限り小さな単位にまで分解し、一度にひとつずつこなしていくようにします」と書いています。ヘレラが「マイクロゴール」と呼ぶ小さな目標を設定し、それを達成することにより、脳が刺激されてドーパミンを分泌するようになるのです。ドーパミンは、生産性や創造性を高めてくれるジュースのようなもの。始めはわずかな生産力でも、それがきっかけとなり、どんどん生産性が高まるというわけです。

 

すぐにキャパオーバーになり、パニックになってしまう人はいませんか? 実はTo Do リストは、次にとるべき行動の選択肢がずらりと羅列されているメニューのようなもの。リストを前に思考停止してしまうのは、「選択のパラドックス」のためだとも言われています。私たち人間はあまりに多くのオプションを前にすると、活動を中断するようにできているそうなのです。水は、最も抵抗の少ない道を選んで流れていきます。人も同じで、熱意が自分の処理能力を上回ってしまった場合、思わずソファーに寝転がり、無為にインスタグラムをスクロールし続け、チョコレートスプレッドを瓶ごとスプーンですくいながら舐めていると時刻はいつの間にか午前2時……なんてことになったりするのです。

 

では、それを防ぐためにはどうしたらいいのでしょうか? たとえばもっと本を読みたいと思っているなら、夜ベッドに入る前にひと段落だけ読む習慣をつけましょう(それが難しければ、たった1行だって構いません!)。健康面を改善したいと思っている人は、ダイエットソーダやバニララテなど、いつも愛飲しているドリンクを、1杯分だけ水に置き換えるようにしましょう。または1食だけでも、本物のお皿を使い、本物のフォークとスプーンを使って食事をとるようにしましょう(食べるペースを落とすことができ、食事内容もよりヘルシーに改善できると報告されています)。瞑想ができないからと落ち込んでいる人は、たった数秒でもいいので、座って静かに目を閉じてみてください。服を整理して、クローゼットをおしゃれなミニマリスト仕様に変えたいと思っているのなら、ほとんど着なくなった服を1週間に1枚だけどこかに寄付するか、リサイクルショップに買い取ってもらいましょう(1か月に1枚でも構いません。無理にヒーローになろうとしないでください!)。

 

壁と床の間にある幅木から、天井に取り付けたシーリングファンまで、家を徹底的に掃除したいと思っている人もいるかもしれません。その場合はまず、キッチンカウンターなど、一番目につく場所1か所だけ布巾で拭いてみてください。どうしても貯金する必要があるという人は、貯金してくれるアプリをダウンロードして、小銭を自動的に貯蓄口座に回すように設定してみてください。すべては、こうしたささやかな一歩から始まります。簡単なものこそ良い結果を生むのです。世界制覇しようなんて思わずに、自分なりのベストを尽くすことが、成功のポイントです。

 

 

この記事は、PureWowが執筆し、NewsCredパブリッシャーネットワークを通じてライセンスされたものです。ライセンスに関するお問い合わせは、legal@newscred.comにお願いいたします。
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