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悩みにも「タイムリミット」を 職場でのストレス解消法

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これはシンプルな事実なのですが、私たちが職場で思い悩むことの中には、実際には自分でコントロールできないものが多いようです。

 

たとえば、昨日行ったプレゼンテーションが完璧とは程遠いものであったことを気にしたり、この先のことを考えるだけで不安になり、精神的なエネルギーを全部使い果たしてしまう人もいるかもしれません。しかしこれでは、自分がほとんど影響を与えられないものに、すべての注意を向けてしまっていることになります。カリフォルニア大学リバーサイド校で心理学部教授を務めるケイト・スウィーニー博士は、何かを心配する気持ちは自然な反応だと話しています。しかし、そうした心配が自分の手に負えないほどに大きくなると、不要なストレスを抱えてしまうことになります。

 

こうした事態を防ぐためには、まずは自分がコントロールすべきものに注意を向ける必要があるでしょう。それは、自分が影響を与えられない物事があるということを、しっかり認識することでもあります。これから紹介する専門家たちのアドバイスを参考にし、地に足をつけて目の前のことに集中するためのテクニックを学びましょう。

 

 

畏敬の念を持つ

自分が担当するプロジェクトが評価されるか気になって仕方がない時には、こんなことを試してみてください。スウィーニー博士が2018年にThe Journal of Positive Psychologyに発表した研究では、人は何かに対して畏敬の念、特に強い驚嘆の気持ちを抱くことで、目先の心配事から気持ちを切り替えられることがわかっています。スウィーニー博士は、たとえ仕事の休憩中でも、心が動くようなちょっとしたトリガーを見つけることをすすめています。たとえばランチタイムに「プラネット・アース」の動画クリップを観たり、誰かが成し遂げたことや行った慈善活動のようなニュースをオンラインで検索してみたりなど、仕事の合間にも世界の驚異に触れることはできるはずです。

 

 

心配するためだけの時間を持つ

ストレスに一日中苛まれることを防止するための、意外な「マイクロステップ」をご紹介しましょう。ポイントは「タイムブロッキング」、つまり心配するためだけの時間を持つことです。たとえば電話会議をする時と同じように、心配するための時間と場所を設定しましょう。サセックス大学心理学部のグラハム・デイヴィー名誉教授は、こうした時間を持つことの効用を次のように説明しています。「この時間だけは自由に心配事に浸れ、また運がよければ問題を解決することまでできるかもしれません。しかし何よりも、これを実践し続けることで、くよくよする時間を最小限にでき、残りの一日を生産的に過ごせるようになるのです」。また、心配事に費やす時間をあらかじめ限定しておくと、ストレスを抑制できるだけでなく、むしろ積極的に解決方法を見出そうと思えるようになるそうです。

 

 

30秒だけ瞑想する

自分がコントロールできない問題を抱えて悩んでいる時、その対象は過去の出来事か、未来に関する出来事であることが多いようです。瞑想がその効果を発揮するのは、まさにこんな時です。つまり瞑想には、人を今この瞬間に引き戻す力があるのです。瞑想が仕事上のストレスを軽減するための、信頼できるツールであることは様々な調査結果からもわかっています。また、基本的にどんなやり方でも構わないというのも瞑想の魅力です。特におすすめなのは、シリコンバレーの公認マリッジ・ファミリー・セラピスト、フィル・ボワシエールが提案する、たった30秒でできる「3x3>瞑想法」(目に入った物の名前を挙げ、それから目を閉じゆっくり呼吸する。これを3回繰り返す)です。このシンプルな瞑想法を試せば、いつもは気になってしまうルームメイトの行動にも、あまり影響されなくなるかもしれませんよ。

 

本記事の初出はThrive Globalです。

 

 

この記事は、SheKnowsのMallory Strattonが執筆し、NewsCredパブリッシャーネットワークを通じてライセンスされたものです。ライセンスに関するお問い合わせは、legal@newscred.comにお願いいたします。

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