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心地よく眠れている時、身体に起きる変化とは

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せっかく横になったのに、なかなか眠ることができず、朝にはまたぐったりして起きることになる……。そんなことに悩まされている人はいませんか?「眠りの質が悪くなると、なかなか疲れが取れないことを思い悩む人が多いですが、そうするとより寝つきが悪くなり、悪循環に陥ってしまいます」。メンタルヘルスのチャリティ団体であるMindのレイチェル・ボイドはこのように話しています。

 

その反対に、じゅうぶんな睡眠を取れる状況では、人は心身ともに恩恵を受けています。「特にメンタルヘルスの問題を抱える人にとっては、睡眠は回復を助ける重要な要素の1つだと言えるでしょう」とボイドは言います。「つらい感情から抜け出せずに苦労している人は、良質の睡眠を取ることが癒しにつながる場合があります。目覚めた後でよりポジティブな気持ちになったり、異なる視点を得られ、物事に新たな姿勢で向き合うきっかけになるかもしれません」。

 

またボイドによれば、睡眠は身体面での健康を保つ上でも最も優れた機能の1つであり、身体が元気になると、結果的に精神面にも良い影響があるそうです。「私たちは睡眠を通じた休息をとることで心身を修復し、回復することができるのです」。眠りは免疫機能を向上させる上で、どのようなビタミンよりも効果があると考えられています。また眠ることで、運動するためのエネルギーが蓄えられ、よりヘルシーに食べようという意思が生み出されるとも言われています。しかし疲れを感じていると、私たちは自分をケアできなくなる可能性があるのです。

 

では良質な睡眠を取るためにはどうしたらいいのでしょうか? 「まずできることは、より良く眠れるためのルーティンを作り、睡眠環境を整えることです」とボイドは説明します。その他には、支援ネットワークに援助を求めたり、ヨガクラスに参加するなど、ストレス解消の役に立つ場所を見つけることも大切です。

 

そこで、良質な睡眠の重要性を理解するために、睡眠中に私たちの身体で起きている変化について見ていきましょう。また、至福の眠りを得るためのちょっとしたアドバイスもご紹介します。

 

 

眠りに落ちるにつれ、脳の活動はゆっくりになります。『イギリス睡眠科学の第一人者が教える 7日間快眠プログラム 』の著者であるジェイソン・エリス教授は、「しかし夢を多く見ているとされる眠りが浅いレム睡眠時には、脳波のパターンは覚醒時により近くなる」と話しています。夢から突然目覚めてしまった時には、冷感素材の枕など、心地良い眠りに戻れるグッズをお試しください。

 

夜に分泌され、人を眠りに誘うホルモンであるメラトニンは、眼の活動に左右されます。「メラトニンは暗闇でしか分泌されないため、スクリーンから発せられる微量のブルーライトでも分泌が抑制される可能性があり、眠りにつくのが難しくなります」とエリス教授は説明しています。おやすみ前の明かりには、アロマキャンドルがおすすめです。

 

心臓

眠りが深くなると、心拍数は穏やかになり、ゆったりとした一定のリズムを刻むようになります。「しかしレム睡眠時には心拍数が早くなり、血圧も上昇します」とエリス教授は言います。すると身体中に酸素が巡るため、目覚めた時によりエネルギッシュに感じるようになるそうです。

 

睡眠中の8割の時間は、呼吸はゆっくりと規則的になります。その結果、体内の酸素濃度は下がり、代わりに二酸化炭素濃度が上がります。取り込む空気を少しでも良いものにするために、アロマディフューザーを使うのもおすすめです。

 

身体中央部

私たちは眠りにつく直前に身体中央部から熱を発散するのですが、体温が高すぎることが、寝つけない原因にもなっているそうです。またエリス教授は、「たとえ目を覚まさなかったとしても、熱のために、眠りの質に影響を受ける可能性がある」とも話しています。寝つきが悪い人は、シーツを冷感素材のものに変えてみても。

 

背骨

寝ている間に背が伸びるというのは、実は都市伝説ではありません。整骨医のリア・ハールは「背骨のクッションの役割を果たしている椎間板は、寝ている間に膨張します」と話しています。「一方、立ち上がっている時には脊髄液が押し出され、身体が縮みます」。そのため、目覚めた時には身長が1センチほど高くなっているのだそうです。

 

午後11時から午前0時にかけて、細胞の再生とコラーゲンの生成はピークになると言われています。そのため、肌はこの時間帯に最も栄養を必要とし、有効成分が効果的に作用する傾向にあります。

 

筋肉

脳波が大きくゆるやかになり、眠りが深くなる「徐波睡眠」中には成長ホルモンが分泌され、細胞組織や筋肉のダメージが修復されるのを助けます。その後レム睡眠に移行すると、筋肉は一時的に麻痺状態になるのですが、それは夢の影響で身体が勝手に動いてしまうのを防ぐためだと言われています。

 

 

この記事は、The GuardianのKate Faithfull-Williamが執筆し、NewsCredパブリッシャーネットワークを通じてライセンスされたものです。ライセンスに関するお問い合わせは、legal@newscred.comにお願いいたします。

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