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緊張を燃料に、準備は入念に オカシオ=コルテスの「スピーチ解剖学」

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スピーチの際に緊張しないという人は、おそらくほとんどいないはずです。そして米国下院議員のアレクサンドリア・オカシオ=コルテスも、その例外ではありません。草の根運動のオーガナイザーとしての活動から始まり、今では世界で最も影響力のある政治家の1人となった彼女は、インスタグラムのストーリーを通じ、大観衆の前でスピーチを行う際にどのように準備しているかを公開しました。オカシオ=コルテスは、自分が準備の段階でいかに緊張や不安と向き合っているか、そして後日受けることになるかもしれない批判をかわすために、どのようにベストを尽くしているかを詳しく説明しています。

 

2019年10月、オカシオ=コルテスはコペンハーゲンで開催されたC40世界市長サミットに出席しました。気候変動問題に取り組むために世界中から市長が集まったこのサミットで、基調演説を行うことになっていたのです。インスタグラムのストーリーで、彼女は自分が一日中緊張していたことを認めています。特にサミット開始前にメディアに大々的に報道されたことで、緊張感はピークに達したと語っています。

 

「朝4時まで眠らずにスピーチ原稿を書いていたのですが、途中ですべてやり直すことにしました。ものすごい不安を感じていたんです。大きなイベントや演説の前には、いつも緊張してしまいます」と告白しています。「コーヒーショップに行っても、置いてあるデンマークの新聞の一面に自分の顔写真が載っているんです。そんな状況では、とてもリラックスはできませんよね」。

 

オカシオ=コルテスはこうした緊張感を燃料に変え、スピーチの直前まで原稿に手を入れると書いています。何かミスをしてしまうと反対派に取り上げられる可能性もあるため、彼女はいつもスピーチにおいて高い基準を維持しなくてはいけないと感じているそうです。しかし最終的には、それがより良いパフォーマンスに繋がっているとも説明しています。

 

「たとえたった一語だとしても、間違った場所に言葉を置いてしまうと、反対派がそれを取り上げ、こちらの本来のメッセージとは異なるストーリーにしてしまうこともあります。私たちが伝えたいのは、気候変動に取り組みながら、労働者たちの経済的機会を創出することです」とインスタグラムに書いています。「このように常に高い基準を維持しようしていると、結果的に良いスピーチをすることにも慣れていきます。ですから、最後の最後まで原稿を確認しているのです」。

 

オカシオ=コルテスはまた、観衆の数が多くなるほど、自分のスピーチにどのような反応を示すのかを即座に測るのは難しくなると語っています。そして、たとえ失敗したとしても、もう少し自分に寛容になることを目指しているという言葉とともに、この「スピーチ解剖学」とも言えるインスタグラムストーリーを締めくくっています。

 

「たいていの場合、自分のスピーチの出来がどうだったかは終わってみるまでわかりません。悲しいかな、私は完璧主義者なのですが、これからはもう少し自分に優しくいたいなとも思っています。どんな失敗でも必ず報道されてしまうような環境にいることは、決して楽なことではありません。しかし誰からも逃げられないからこそ、批判との向き合い方をずっと学んでこられたのだと思っています」。

 

 

この記事は、Refinery29のTara Edwardsが執筆し、NewsCredパブリッシャーネットワークを通じてライセンスされたものです。ライセンスに関するお問い合わせは、legal@newscred.comにお願いいたします。

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