Style  

ささやかな習慣が地球を変える エコな暮らしの10のヒント

share

何かを達成したいと思ったら、たとえささいなことでも毎日習慣にすることが大切です。水分をこまめに摂ることで輝く肌を手に入れたり、毎朝5分の瞑想で会議を無難にこなすことができた経験がある人もいるでしょう。

 

環境保護についても同じことが言えます。地球を守るために、自分の生活スタイルを劇的に変えることももちろんできますが、現実的に取り組みやすいちょっとした変化にも意味があります。

 

たとえば「オフグリッド(電力会社などの送電網につながっていない、太陽光発電のような独立型電力システム)」に移行したり、卵の殻などの生ゴミを自宅で堆肥にするのも良いですが、それにはある程度の労力が必要です。大切なのは完璧にやり遂げることではなく、少しでも良い行動をしたいという気持ちです。本記事では、使うプラスティックの量を減らしたり、合成繊維ではなくコットン製品を選んだりなど、チャレンジしやすい10の暮らしのヒントをお伝えします。これらのヒントを毎日の習慣に取り入れることで、長い目で見れば環境に大きな変化を与えることができると思います。都会暮らしの人や、忙しくて時間がない人でも実行しやすいおすすめの内容です。

 

何よりマイバッグ

環境のために毎日できることのひとつは、買い物の際にビニール袋をもらわないことです。小さく畳める軽量のバッグは安くて可愛いものも多いですから、スーパーに行く時にはすでに利用しているという人もいるかと思います。では、そこからもう一歩先に進んでみませんか。外出の際には、鍵と携帯電話と一緒にコットン製のキャンバストートバッグを必ず持ち歩くようにしましょう。そうすれば、食料品だけでなく、本や医薬品を購入したり、新しい服を買った時にもビニール袋をもらう必要がなくなります。またスーパーに行く際には、他にも3、4枚小さめの布バッグを持っていくことをおすすめします。「きのこ類やりんごなどの食材は、直接布バッグに入れるようにしましょう。量り売りのお米やナッツを買う際にも便利です」。そう話すのは、環境保護ブロガーであり、インスタグラムアカウント@stevieyaaaayを運営しているスティーヴィー・ヴァン・ホーンです。「布バッグをいくつか常備しておくことで、私はビニール袋やプラスティック包装を90%削減することができています。」

 

レシートは電子で

最近では、紙に印刷したレシートの代わりに、メールで電子レシートを送る店舗も増えています。ささいなことに思えるかもしれませんが、このように紙ロールが長年にわたって利用されることで、いくつもの森林が伐採されていることを思い出しましょう。何か返品したいものがあった時に、パンパンにふくれた財布から1枚のレシートを取り出す煩わしさからも解放されますよ。

 

さわり心地も大切

今度新しい洋服を買う時には、品質表示ラベルをチェックしてみてください。自分が買おうとしている服の素材が何かを知っておくことは、ぜひ取り入れたい習慣です。唯一正しい素材というものはありませんが、植物性の自然素材で最も選びやすいのはコットンだと思います。ポイントは、耐久性が高く、高品質のものを少しだけ所有するということ。そうすれば、すぐに捨てしてしまうような服を買い込む必要がなくなります。また、コットンは通気性にも優れ、匂いもつきづらいため、洗濯の頻度を抑えられます。お金も水もエネルギーも節約することができますよ。

 

ストローは持参

レストランやバーのなかには、プラスティック製のストローを使わない店も増えてきました。実は海辺や運河を汚染する最大の原因になっているのが、こうしたストローなのです。とはいえ、まだまだプラスティック製のストローを提供する店は多いのが現状です。そこで、自分でアルミやガラス製のストローを持ち歩くことをおすすめします。毎日の習慣に取り入れやすく、洗うのにも30秒しかかかりません。もしまだ余力があるのなら、竹製のフォークやナイフのセットを持参するのもいいですね。また、コットン製のハンカチもぜひ持ち歩いて欲しいもののひとつです。「ひとつ持っているだけで、いろんな時に使うことができます」とヴァン・ホーンは話しています。「ほとんど重さを感じませんから、気軽に持ち歩けます。それに素敵なデザインのものも多いので、持っていきたいという気持ちにもなります。」

 

農場から食卓へ

会社帰りに食料品を買ったり、週末に野菜や果物をまとめて買い込んだりする時には、ファーマーズマーケットや近所の八百屋さんを選びましょう。そうしたところへ卸している農家は従業員や地球のことを考慮している可能性が高く、良い支援になります。一方、大型チェーン店は配送の際にどうしても二酸化炭素を排出してしまうことが多く、小さな個人店で買うことで大気汚染にも良い影響を与えることができるかと思います。季節のものを選べば価格を抑えられますし、身近なところで採れた新鮮な野菜や果物を楽しむことができますよ。

 

ミスプリントにメモ

書類を印刷しようとしたはずなのに、出てきたのはインクの残量を示すラインだけが印字されたほぼ白紙のページ30枚だったり、もしくは1ページだけ印刷しようとしたのに、印刷機が延々と紙を吐き出し続けたり……。そんな経験をしたことがあるのは、きっとあなただけではないはず。もちろん、環境のためにはそもそも印刷をやめてしまう方が良いかもしれませんが、それが選べない状況もあります。そこで、そうしたミスプリントは捨てずにとっておき、会議やブレインストーミング用のメモなど、保存したり上司に提出したりする必要がない時に利用しましょう。森林を守るためのひとつのヒントです。

 

コーヒーは本物のカップで

職場でコーヒーや水を飲むために、使い捨ての紙カップをいくつ使っているのか、1日、1週間、1ヶ月にわけて数えてみてください。紙カップはたしかに外側は紙でできていますが、内側は薄いポリエチレンで覆われています。いくつもの環境団体が、実際にリサイクルされる紙カップは全体の1%以下だと報告しています。かなり考えさせられる事実だと思いますが、これを機に紙カップはやめて、おしゃれなマグカップやウォーターボトルを利用してはいかがでしょうか。環境に良い影響をもたらすだけでなく、しっかりとしたカップでゆっくり飲み物を楽しむことで、5分間のマインドフルな休憩時間を作ることができると思います。

 

使えるガラス瓶

すでに自宅でプラスティック製の容器を利用している場合には、取り替える必要があるまで使い続けましょう。いざ新しいものを買う時には、ぜひプラスティック以外の製品を選ぶようにしてください。たとえば何度も使える蜜蝋ラップはサンドウィッチやちょっとした軽食を包むのに便利ですし、金属製のお弁当箱は地球環境に優しいです。もしくはヴァン・ホーンの著作に書かれているように、広口の家庭用ガラス瓶を使うのもひとつです。「私は水筒代わりにしたり、またカフェではお茶やコーヒーを入れるのに使っています。外食した場合には、食べ残しを入れて持ち帰ることもありますし、残りかすを入れて堆肥を作るために使うこともあります。とても軽いですし、カバンにも収納しやすいです。」

 

電源を切ってエコ

地球温暖化が心配な人は、パソコンをスリープモードやスクリーンセーバーで起動しておくのではなく、寝る前に電源を切りましょう。アメリカ合衆国エネルギー省によれば、家庭で消費される電力の75%は、実際には使われていないけれどつけっぱなしになっている電化製品によるものだそうです。1台のパソコンは、電源を落とすだけで二酸化炭素排出量を80%以上削減できるそうです。とっても簡単なことなので、ぜひ習慣にしましょう。

 

拭きたい時には

身体を清潔に保つために、汗拭きシートやウェットティッシュなどをたくさん使う習慣がある人は、次の事実を考慮してみてください。こうしたウェットティッシュは水道管を詰まらせて街の税金をたくさん使うことになるだけではありません。実は多くのメーカーが、耐久性を維持するためにティッシュにプラスティックを使用しているのです。その結果どうなるでしょうか? 何トンものマイクロプラスティックが分解されないまま、湖や海を汚すことになります。そして様々な水棲生物たちがそうしたプラスティックを食べ、私たちの食卓に載ることになります。ですから何かを拭きたい時には、何度も使えるタオルか、微生物分解可能な製品を選ぶようにしましょう。

 

 

この記事は、Refinery29のAntonina Jedrzejczakが執筆し、NewsCredパブリッシャーネットワークを通じてライセンスされたものです。ライセンスに関するお問い合わせは、legal@newscred.comにお願いいたします。

share