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今こそ未来を見つめ直そう キャリアの転換を成功させるには

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これが自分の進むべきキャリアだと思っていたのに、いつの間にかしっくりこなくなる。こうしたことは往々にして起こります。やりがいがあって将来も有望と思っていたはずなのに、実際にはそうではなかった、もしくはもう十分やりきったので、新しい道を探したい。今のキャリアに満足できなくなる理由は、人の数だけあるでしょう。たとえ理由はなんであれ、それに気づいた時が「キャリアピボット(キャリアの転換)」のチャンスです。

 

「キャリアピボット」と聞くと、なんだか大ごとのように感じて、難しく思うかもしれません。しかしキャリアピボットは成功の方程式のようなもので、戦略も自分に合うものを選ぶことができます。

 

本記事では、キャリアピボットを考えている人のために、実践方法や戦略の選び方について説明していきます。

 

キャリアピボットとは?

キャリアピボットという言葉の意味だけを追っても、その本質は理解できないかもしれません。というのも、それはまさに人それぞれだからです。

 

ひとことで言えば、キャリアピボットとは、以下のように自分のキャリアにおいて本質的な変化を求めることを言います。

 

  • ・働く業界を変える
  • ・日常業務における自分のスキルや役割を変える
  • ・働く地域を変える
  • ・オフィスや現場で働いている人がリモートワークに切り替える
  • ・違う規模の会社に転職する
  • ・違う構造の会社に転職する
  • ・起業する

 

完全とは言えませんが、このリストを見ればキャリアピボットの概要が掴めるかと思います。つまり、これまでとは大きく異なる職業経験を求めるために、意味のある変化をキャリアに与えることだと言えるでしょう。ここで心に留めておいて欲しいのは、キャリアピボットをするために、今のキャリアのすべてを一気に変える必要はないということです。ある人にとっては最適なチャンスが、どんな人にも当てはまるわけではありません。まずは実行する前に、なぜピボットが必要なのかを考えることが大切です。

 

なぜキャリアの転換が必要なのか

さて、キャリアピボットについて大まかに理解したところで、自分が変化を求める理由を考えてみましょう。とはいえ、その理由が今の仕事に対する不満や怒りだったり、新たな冒険への欲求というだけでは十分とは言えません。そうした感情を持つに至った、さらに深い理由を探る必要があるのです。

 

キャリアピボットを求める理由がわからないまま先へ進んでしまうと、挫折する可能性があります。以下の状況に当てはまらないか、チェックしてください。

 

  • ・変える必要のないことを変えようとしている
  • ・選んだ選択肢が間違っているためにストレスを感じている
  • ・求めている冒険が自分に合っていない
  • ・本当に必要としている変化が得られない道を選ぼうとしている

 

キャリアピボットを成功させるためには、自分がどこへ行こうとしているのかを、しっかり把握しなくてはいけません。そのためには、まず自分が手放そうとしているものを見つめ直し、その上で今抱えている問題の解決方法はないのか、もしくは求めている冒険の代わりになるものはないのか、改めて考えてみる必要があるでしょう。

 

キャリアピボットが必要かどうかを見極めるために、次の2つのリストを活用してください。

 

1. 好きなところ/嫌なところリスト

今のキャリアの好きなところを書き出し、それから嫌だと思うところを書いていきましょう。給料や就労時間、同僚など、できるだけ詳しく書き出します。

 

2. 憧れの人生リスト

SNSでフォローしている人や購読しているブログ、見た映画のストーリーなどを参考に、こんな人生だったらいいなと憧れる対象を書き出していきます。尊敬している経営者がいたら、その人の名前を書きましょう。リモートワークをしている人のブログが好きなら、そのブロガーの名前も書いてください。

 

この2つのリストは、自分が現在のキャリアを手放したいと考える根源的な理由と、次に目指すものを明確にしてくれます。また、キャリアピボット実現のために必要な問題を解決する戦略を考える上でも、役に立つでしょう。

 

キャリアピボットの戦略

キャリアピボットの戦略は、自分が変化を与えたい対象や状況と密接に結びついています。ふさわしい戦略を選ぶ際には、自分のキャリアにおける最大の弱点を克服できるかどうかを基準にしましょう。

 

ステップ1: 嫌なところリストを振り返り、それぞれどんなキャリアピボットと結びつくのか(業界、会社の規模、リモートワークかどうかなど)カテゴリー分けをしましょう。

 

ステップ2: 同様に好きなところリストを振り返り、それぞれの回答をカテゴリー分けしましょう。

 

ステップ3: 好き嫌いリストのうち、それぞれ1番多かったカテゴリーがわかったら、それを元に戦略を考えていきます。

 

たとえば、

  • ・社員が多すぎることが嫌で、自分ひとりで作業に没頭するのが好きな人は → 小規模で完全リモートワークができるスタートアップ企業への転職
  • ・1日中営業で外回りをするのは嫌だが、クライアント対応は好きだという人は → カスタマーサービスや顧客満足度アップを目的としたカスタマーサクセス業務への転換
  • ・オフィス業務は嫌だが、新しいアイディアを考えるのが好きな人は → 起業を考慮に入れる

などが考えられます。

 

以上の例だけではすべての問題解決には至らないかもしれません。離職して新しい仕事を探す、または起業を目指すといった場合には、金銭的な考慮も必要でしょう。しかし自分にとってどのような戦略が有効かを判断する助けにはなると思います。

 

実行に移す際には

自分のキャリアに欠けているものに気づき、ピボットが必要な理由とふさわしい戦略がわかったら、後は実行に移すだけです。

 

ここで大切なのは、いくつかのセーフティネットを用意しておくことです。次のリストを参照してください。

  • ・転職先を見つける前に仕事をやめない
  • ・実行に移すまで、周囲に吹聴しない
  • ・信用できるアドバイザーに適宜相談する
  • ・転職および起業を考えている人は、収入がない期間を想定し、事前に緊急資金を蓄えておく
  • ・ピボット後すぐに全力を出せるように、できるだけ事前に情報を仕入れておく

 

自分の職業人生を考えた時、キャリアピボットは確かに大きな変化となるでしょう。特に業界や会社の規模、企業形態など、一度に複数の転換をする人はなおさらです。自分には変わる準備ができていることさえわかっていれば、つらい日々も報われるはずです。いざ実現した時にその喜びはひとしおでしょう。

 

本記事の初出はPulseBlueprinです。

 

 

この記事は、Business2CommunityのStefan Paliosが執筆し、NewsCredパブリッシャーネットワークを通じてライセンスされたものです。ライセンスに関するお問い合わせは、legal@newscred.comにお願いいたします。

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